2006年11月15日
父の約束
日曜日に父の誕生日の記事をアップしたあと、思い出しました。
これは、父がまだずっとずっと若くて、私がまだずっとずっと幼かったころから始まる話です。
父には行きつけの飲み屋さんがありました。
飲み屋さんといっても、おひげのマスターがいて、お姉さん達がいる飲み屋さんです。
お姉さん達は、カウンターの向こう側でお酒をつくったり、お客さんと静かに談笑しています。
カウンターと、テーブルが2つくらいの小さな店で、薄暗い店の中にはジャズが流れていました。
ずっとずっと若かった父は、そこでマスターに言いました。
「娘が20歳になったら、ここに連れてきて一緒に飲むからね。」
マスターはこう答えます。
「楽しみにして待ってるよ。」
歳月は流れて…。
私が大学に入り20歳になったころ、父は仕事の都合でヨーロッパにいました。
ある時、出張で戻ってくることになり、私に時間を空けておくように言いました。
父が私を連れて行った先は…、あの飲み屋さんです。
「マスター、久しぶり。約束通り連れてきたよ!!」
「いらっしゃい!久しぶりだねぇ。帰ってきたの?お嬢さん、ようこそ。」
しばらくすると、花屋さんが大きな、真っ赤なバラの花束を持ってやって来ました。
「お嬢さんへ!私からのお祝いです。お父さんはずっと連れてくるよって約束してたんだよ。」
「?」
父が説明を始めました。
私が20歳になったら、ここに連れてくると何度となく言っていたこと。
ようやくその年になって、そういう機会がもてたこと。
近くにいた、若かりし父くらいの男性が話に入ってきました。
「ボクにも娘がいるんだけど、その話を聞いて、同じように連れてくるって約束したんです。
いいですよね~。」
父は少し照れくさそうでした。
私は、なぜか泣いてしまいました。
そんな父も、もう数ヶ月もすると定年退職です。
長い間、お勤めお疲れさまでした。
これからやりたいことをいろいろ見つけて、
いつまでも元気でいて…
くれないと、怒るよ!!!!
これは、父がまだずっとずっと若くて、私がまだずっとずっと幼かったころから始まる話です。
父には行きつけの飲み屋さんがありました。
飲み屋さんといっても、おひげのマスターがいて、お姉さん達がいる飲み屋さんです。
お姉さん達は、カウンターの向こう側でお酒をつくったり、お客さんと静かに談笑しています。
カウンターと、テーブルが2つくらいの小さな店で、薄暗い店の中にはジャズが流れていました。
ずっとずっと若かった父は、そこでマスターに言いました。
「娘が20歳になったら、ここに連れてきて一緒に飲むからね。」
マスターはこう答えます。
「楽しみにして待ってるよ。」
歳月は流れて…。
私が大学に入り20歳になったころ、父は仕事の都合でヨーロッパにいました。
ある時、出張で戻ってくることになり、私に時間を空けておくように言いました。
父が私を連れて行った先は…、あの飲み屋さんです。
「マスター、久しぶり。約束通り連れてきたよ!!」
「いらっしゃい!久しぶりだねぇ。帰ってきたの?お嬢さん、ようこそ。」
しばらくすると、花屋さんが大きな、真っ赤なバラの花束を持ってやって来ました。
「お嬢さんへ!私からのお祝いです。お父さんはずっと連れてくるよって約束してたんだよ。」
「?」
父が説明を始めました。
私が20歳になったら、ここに連れてくると何度となく言っていたこと。
ようやくその年になって、そういう機会がもてたこと。
近くにいた、若かりし父くらいの男性が話に入ってきました。
「ボクにも娘がいるんだけど、その話を聞いて、同じように連れてくるって約束したんです。
いいですよね~。」
父は少し照れくさそうでした。
私は、なぜか泣いてしまいました。
そんな父も、もう数ヶ月もすると定年退職です。
長い間、お勤めお疲れさまでした。
これからやりたいことをいろいろ見つけて、
いつまでも元気でいて…
くれないと、怒るよ!!!!
いい話ですよね。
私も2人の娘(中1・小4)がいますが、娘達が20歳になった時に
今の親子関係が続いているのか、ちょっと考えてしまいました(汗
とももさんのお父様はとても優しいそうな方ですね。
リンク張らしてくださいね。
いやいや、ちょっと・・・ジ~ンと来ましたよ。
息子は幸いおテニスをやってます。娘は・・・興味がなさそう・・・
僕の夢は、子供達をおテニスをする事。
お嬢ちゃんを説得しないとね!まだ小1なんで時間はありますよね。
初めまして!ようこそお越しくださいました。
この記事、書きながらまたホロホロ泣いたんですよ(笑)アホでしょー。
最近、今までにましてネジがとっ外れたみたいになってきましたが、そういう年代何でしょうか…。
芸能界の近い年代でいうと、タモリさんも、さんまさんも、所さんもなんかすご~くのびのびしてるし。
こちらからも、リンクを張らせて頂きますね。できるだけ、早いうちに…。
うちは母がテニス○○なのはご承知の通りだと思うので、他人様には「娘さんと一緒に
テニスができてイイですねぇ。」って言われるらしいです。
母がバレーをすればバレー、バドミントンをすればバドミントン、テニスをすればテニス、って感じで。
やれって言われたわけではないんですけど、いつの間にか…ね。
父は、「運動すると、体に悪い!!」が口癖です(笑)ずっと運動し続けてきたクセに!
ディープさんの夢が叶いますように! えっと、テニスコート付きのおうちでね♪
読んでいてすっごくうらやましくなっちゃった。
ステキなお父様ね。
私は父と二人で出かけたことすらないよ・・・。
無口で、で~んと座っているだけ。
とももちゃんのお父様、ダンディ~♪
お父上の話を伺っておりますと
爺も娘が欲しかったなあって思います・・・
が、私の友人どもは皆口々に
「いつになったら出て行くんだろう・・・」
で、爺が「手元に置きたいんだろう・・」
答えはどいつも
「そんなことはないよ」
と言いながら、顔は
「そりゃあ、そうさ」
と言ってます(笑)。
僕は、母子家庭で育ったのでお父さんのありがたみが、ちょっとわかりません。
その分、母の大切さはわかっているかな!!
きっと、母も僕のことを暖かく見守ってくれているんだろうなぁ~。
と、今更ながらおもいます。
とももさんの当時の感涙姿が目に浮かびます。すばらしいお父さんですね。
最近、瞳が渇ききっていた私にとって、とてもいい潤いをもらいました。
ありがとうございます!! そしてお父様、いつまでもお元気で!
エエお話ですね! ロマンチックなパパさんで羨ましいです。
ウチの父に爪の垢を煎じて飲ませてやりたい!!(表現 古!!)
一緒にお酒飲めるってステキ☆ スロ家はワタクシ以外お酒がダメなので
いつもよりゴージャスなケーキでお祝いって感じっすね。(爆)
その居酒屋さんもスマートやわ~赤いバラの花束やなんて・・・ポッ
今日も仕事で忙しいのだけれど、お昼からも頑張れそうな気がしてきたわ~サンキュッ☆
うちはどうも社交的とは言い難い家族で、誰も彼もおうち好きなんですよね。
きっと、外でいろんな趣味を持っている父なら、また違ってたんじゃないかと思いますよ。
実は寂しがりやさんみたいです。家のことはなぁんにもしないし、偏屈だけどね!!
お久しぶりです~。うれしいです。こちらはコメントちっとも残してなくてゴメンナサイ。
うちの父は、息子がほしかったようですよ~。
妹が生まれたときはがっかりしたそうです。よかった、長女で…。(笑)
それは絶対おともさんのことが大切で大事に決まってますよ~~~。
きっと自分が親の立場になったら、もっとわかることがたくさんあるんだろうなとは思いますが、
それって、いつになるコトやら…。
なんか、自分の年齢が上がるにつれて、だんだん両親のありがたみが身に染みてきますよね。
感動だなんて…。ありがたいことです。
さすがにこんなコト言われると、愛情を感じずにはいられないですよね。
ふだんはCMソングを口ずさみながら、おシリふりふり踊ってるような人なんですけど…。
日曜は真っ昼間からお庭でビールだし。(今は寒いので、引きこもってますけど)
父方の家系がねぇ、飲んでも飲んでもあんまり酔っぱらわないんです。
見事に血を受け継ぎました!!(母と妹は下戸です。)
あ~、母方の祖父もいくらでも飲む人だったなぁ。そっちももらったか!?
でも、ゴーーーージャスなケーキってのもいいな♪
普段はロマンチックの「ロ」の字もないから。どこで拾ってきたんだろ??
仕事は無事終わりましたかぁ?お疲れさまです。
大きなバラの花束だったんですよ!両手で抱えないといけないくらいの。
あとにも、先にも、あんな素敵な花束をいただいたのはこの1回だけです。
もう一度もらってみたいわぁ。
素敵なお話ですね。
私の父の退職の記事にコメントありがとうございました。
私も、息子を連れて行くところを探さなければ・・・なんて思いました。
事後報告になりましたが、さきほどトラバさせてもらいました。
トラバありがとうございます。こちらからもさせてもらいますね。
この話、きっといつまでたっても、私がおばあちゃんになっても
父のことを思うときは思い出すんだろうなと思います。
って、まだそんなことを考えるのは気が早いか(笑)
初めまして
突然のメッセージ、申し訳ございません
とももさまのブログを拝見しました。
私はテレビ朝日『いいはなシーサー』という番組を制作しております番組制作会社JCTVの土屋と申します。
番組では一般の方の感動的なお話 心温まるちょっといい話を紹介しています。
番組でご紹介させて頂ける素敵なエピソードをお持ちの方を探していましたところ
以前(2006年11月15日)ブログで書かれていた『父の約束』のエピソードを読み胸が熱くなり
是非番組のご相談をさせて頂ければと思い
誠に恐縮ですがこのような形でメッセージを送らせて頂きました。
差しつかえなければ一度お話させて頂けないでしょうか? 草々
制作会社名:JCTV(日本ケーブルテレビジョン)
担当:土屋 kaori-tsuchiya@aa.bb-east.ne.jp
TEL:03-5474-4221 FAX:03-5474-4222